平成29年10月8日(日)秋晴れのもと、今年度の茨吟連師範・準師範認証審査会が茨城県民文化センター小ホールに於いて行われました。
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認証審査会受験者数
師範の部 | 準師範の部 | |
吟詠部門 | 10名 | 15名 |
剣詩舞部門 | 3名 | 4名 |
受験された方々にとりましては緊張の一日であったかと思います。特に、師範の口頭試問では、詩文の内容と熟語の意味を聞かれます。熟語の意味が分かれば詩文の内容はほぼ理解出来ますので、辞典を手元に確かめる事が心得の第一歩です。その後何遍も読み、吟じて味わい、詩の心を自分のものにする事が大切です。今年度からは、詩文を見る事が許されました。次年度はより多くの方が挑戦されますようお願い致します。
受験された方全員が合格されます事を祈っております。尚、許状授与式は来年の県連新年祝賀会において一人一人行いますので、合格者全員の出席を希望します。授与式当日に配布されます『指導者の栞』を読み理解する事から始まり、大いに指導者としての教養と自信をつけられますよう祈念いたします。
午後からは、平成30年度茨吟連吟士権コンクール課題講習会が行われました。(課題についてはホームページ9/9付でご確認下さい)
課題の8題は万葉集・古今集・百人一首他、様々な歌集から出題されています。
漢詩がすべて漢字で作られているのに対し、和歌は大和言葉で作られてきました。
文語を口語になおして詠んでいきましょう。
【漢詩】 講師:茨吟連副理事長 吉田裕峰先生
五言絶句・七言絶句・日本の漢詩・中国の漢詩と、多様な8題が出題されています。
吟題の読み方の難しさから始まり、詩文を見たらまずは声を出して朗読を。朗読は基本。
朗読がしっかり出来なければ理想的な吟じ方は出来ません。
㊟漢詩・和歌共に、各会独自の詠み方がある場合には事前に申し出て下さい。
熱心に耳を傾ける受講者
超満員で大盛況な会場
本日の講習会では、課題を一つ一つ丁寧に解説してくださいました。「解説集」には、漢詩や和歌の『通釈』『語釈』等が載っています。コンクール出場者はもとより、指導者の方も熟読され理解を深め、聴く人の心を響かせる表現力をつかみましょう。会員向けに販売しております解説集のお申込みは10月末日とさせて頂きます。
一日で二つの主な行事が終了致しました。携わりました先生方、役員の皆様、早朝より大変お疲れ様でございました。