今、古典が新しい!茨城県吟詠剣詩舞総連盟(茨吟連)

平成30年度師範・準師範認証審査会及び2019年度吟士権コンクール課題講習会開催される

平成30年度茨吟連師範・準師範認証審査会が10月28日(日)茨城県民文化センター小ホールに於いて開催されました。各会、各流代表者の責任ある推薦により選ばれた33名の方々が参加し、吟詠剣詩舞の実技や面接による審査会が行われました。

 

 

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【理事長挨拶:長岡鳳晃】

本日は平成最後の認証審査会となります。吟詠部門では今年度から譜面台を置いて詩文を見ながら吟ずる事が出来るように優遇されました。日頃の稽古の成果を発揮して下さい。

【注意事項:吉田裕峰副理事長】

この審査会は歴史のある審査会です。以前は厳しい面もありましたが、趣味の会という事もあり、昨年の常任理事会で詩文を見ても良いという事になりました。この事によって誤読・絶句も無くなるのではないかと思いますが、万が一途中でつまずいてしまっても止めずに、その所から続けて下さい。剣詩舞では、例えば扇子を落としても慌てないで拾って最後まで続けて下さい。結果は実技審査終了後に審査員会議をしてからの発表となります。落ち着いて日頃の稽古通りに発表して下さい。

【認証審査会受験者数】

師範の部 準師範の部
吟詠部門 10名 16名
剣詩舞部門  2名  5名

指定吟題は吟詠部門・剣詩舞部門ともに共通で、準師範の部は今年度の吟士権コンクール課題吟を用い、師範の部は以下の律詩4題です。2019年もこちらの律詩4題が課題となります。

秋思の詩 菅原道真
磯原客舎 吉田松陰
雲井竜雄を憶う 谷 干城
春望 杜甫

審査は、実技審査員8名・面接審査員3名の計11名で行われました。舞台での吟舞の様子は敢えて撮影しませんでしたが、皆さん真剣に取組まれていました。

許状授与式は、来年の1月20日(日)水戸京成ホテルに於いて新年祝賀会の席上で行われます。許状は一人一人手渡されますので合格者全員の出席をお願いします。

吟詠剣詩舞は、長い歳月の中で研究や鍛錬が必要となります。今後益々の精進を期待するとともに、本日審査会に臨まれた方々全員が、新指導者として認証されます事を心より祈っております。本日はお疲れ様でした。なお、来年度の認証審査会は2019年10月27日(日)茨城県民文化センター小ホールに於いて行われます。

 

審査会は定刻11:50に終了し、午後からは来年度の吟士権コンクール課題講習会が行われました。(課題はホームページ10/3付の2019年吟士権コンクール課題をご確認ください)

 

例年のように和歌は長岡理事長、漢詩は吉田副理事長が講師となり、課題一つ一つを丁寧に分かりやすく解説してくださいました。和歌は大和ことばで作られているため、文語を口語になおして詠む事。漢詩では詩文は勿論ですが吟題・作者名のよみも大切に・・・等々。会場は熱心に耳を傾ける受講者で大盛況でした(拍手)。有難うございました。

いち日で二つの主な行事が終了致しました。早朝より携わりました先生方、役員・会員の皆様大変お疲れ様でございました。