今、古典が新しい!茨城県吟詠剣詩舞総連盟(茨吟連)

令和2年度 吟士権課題吟決定

令和2年度の吟士権コンクールの課題が決まりました。このコンクールは茨城県吟詠剣詩舞総連盟が主催します。コンクールに先立ち、来たる10月27日(日)ザ・ヒロサワ・シティ会館(旧茨城県民文化センター小ホール)に於きまして、茨吟連会員を対象とした課題吟・課題和歌の講習会を実施します。この日は午前中に師範・準師範審査会を予定しており、終了後(午後1時半頃)の開始予定でご案内しております。講習会への参加者はくれぐれも早めの会場入りをお願い致します。

【漢 詩】     講師:吉田裕峰先生 (茨吟連副理事長)

諸生と月を見る 中江 藤樹 なかえとうじゅ
桶狭間を過ぐ 大田 錦城 おおたきんじょう
楠公を詠ず 日柳 燕石 くさなぎえんせき
法庫門営中(陣中)の作 乃木 希典 のぎまれすけ
廬山の瀑布を望む 李  白   りはく
秋風の引 劉 禹錫  りゅううしゃく
秦淮に泊す 杜  牧   とぼく
従軍行 乾隆帝  けんりゅうてい

 

【和 歌】     講師:長岡鳳晃先生(茨吟連理事長)

わが苑に(わがそのに) 大伴  旅人 おおとものたびと(万葉集)
春過ぎて(はるすぎて) 持統天皇   じとうてんのう(百人一首・新古今集)
さざ浪や(さざなみや) 平 忠度   たいらのただのり(千載集)
願はくは(ねがわくは) 西 行    さいぎょう(続古今集)
松風の  (まつかぜの) 徳川 光圀 とくがわみつくに(常山詠草)
晴れてよし(はれてよし) 山岡 鉄舟 やまおかてっしゅう(出典不明)
ふるさとの訛 石川 啄木 いしかわたくぼく(一握の砂)
その子二十 (そのこはたち) 与謝野 晶子 よさのあきこ(みだれ髪)

詩は真心を込めて心から吟ずる事が大切です。その為には詩文の意味内容を充分に理解する事が不可欠です。今回も多くの方のご参加をお待ちしております。

なお、令和2年度吟士権コンクールの日程等につきましては、来年1月に入りましてからのご案内となります。ホームページ《年間行事》にてご確認をお願い致します。