第５４回水戸市芸術祭・第４６回中央地区協議会大会は、令和５年８月２０日（日）新たに竣工された水戸市民会館ユードムホールにおいて開催された。水戸市は水戸徳川家が拠点を置く水戸城の城下町として発展してきた。空襲によってその大部分は焼失したものの、弘道館や偕楽園などの徳川家ゆかりの歴史的資源が今も残っている。その佇まいをはじめ水戸らしい風情や情緒は、水戸の歴史や文化を感じる場として、多くの観光客や市民から愛され親しまれている。また、水戸城大手門の復元に続き二の丸角櫓が完成し、白壁の土塀など大日本史編纂の地周辺の景観が素晴らしくなりました。散策してみてください。
今回の会場『ユードムホール』は中ホールです。１階席４８２席の多目的ホールです。客席と舞台が非常に近く一体感のある空間で、ホール左右の壁には木材がふんだんに使われ、音響反射板の役目をしているのか音響を吸収してくれているように大変心地よく感じました。
因みに大ホール『グロービスホール』は、１階席１２９３席、２階席３３３席、３階席３７４席、合計２,０００席からなる多目的ホールです。来館者数に合わせて２階席と３階席を隠して利用することもできます。
♦コンクール
| 優勝 | 準優勝 | 第三位 | |
| 一般二部 | 荻津 倫平 | 栁下 とよ子 | 廣瀬 実 |
| 一般一部 | 筒井 章 | 鴻巣 愛子 | 関 恵子 |
| 青壮年部 | 大嶋 希海 | 大砂 美絵 | 長峯 華奏 |
| 一般三部 | 杉山 利明 | 山口 一男 | 加倉井 和子 |
一般二部 優勝 荻津 倫平 『客中の作』
一般一部 優勝 筒井 章 『早に白帝城を発す』
青壮年部 優勝 大嶋 希海 『坂本龍馬を思う』
一般三部 優勝 杉山 利明 『後夜仏法僧鳥を聞く』
♦式 典
水戸市中央吟詠剣詩舞会会長 菊池菱風
本日はお忙しい中ご来場いただき誠に有難うございます。水戸市中央吟詠剣詩舞大会が皆々様の熱意あるご協力のもと開催出来ました事この上ない喜びでございます。新型コロナウイルス感染症が続き、吟詠剣詩舞界にも多大な影響をもたらしました。感染防止対策を徹底し、ようやく本大会が出来ました。待ちに待ったこの舞台で思いっきり吟じ舞っていただき、思い出のいち日となりますよう精一杯楽しんでいただきたいと思います。この市民会館落成を機に、希望と生きがいを持って伝統ある文化が若い世代に継承されていきますよう皆々様のご支援ご協力をお願い申し上げます。
水戸市長 高橋靖様（代理）水戸市市民協働部副部長 柏直樹様
水戸市文化振興協議会会長 本多清峰様 （代理）副会長 井上壽博様
霞朗詠会総本部会長 鬼澤霞様
茨城県吟詠剣詩舞総連盟理事長 吉田裕峰
財団茨城県吟剣詩舞道総連盟会長 鈴木海洲様
本日は大変お忙しいところご臨席を賜りご祝辞を頂戴いたしまして誠に有難うございました
♦高齢者表彰 （常磐流吟道）杉山 獄城
杉山さんおめでとうございます！これからも健康に留意され吟詠を楽しんでください
♦剣詩舞の部（１７番）
♦歌謡吟詠（２番）
♦招待吟詠（７番）
♦企画構成吟舞
新しい水戸市民会館の落成を記念して歴史と文教の町をテーマに構成吟舞『水戸を讃う』を企画いたしました。どうぞご覧ください。
皆さま如何でしたでしょうか。長い歴史があって今日の水戸市の存在があります。現在の水戸市が出来上がるまでの歴史をあらためて深く感じ取っていただけると幸いです。水戸市は明治２２年４月に全国で最初に市制が施行され誕生しました。そして平成元年には市制施行１００周年を迎え、翌年には水戸芸術館がオープンするなど文化都市として発展してきました。さらに、平成１３年に特例市に移行し、令和２年４月に中核市となりました。現在の水戸市は人口２７万人を有する県都として地方中核都市圏のリーダーとしての役割を担っています。
♦おわりに
本大会は去る７月２日開館しました水戸市民会館を使わせていただきました。皆さまには初めての会場とあって色々と戸惑いがあったと思いますが、無事終える事ができ安堵しております。ご協力に感謝いたします。本当に有難うございました。大変お疲れ様でした。