今、古典が新しい!茨城県吟詠剣詩舞総連盟(茨吟連)

第36回県北地区協議会大会開催される

県北地区協議会第36回吟詠剣詩舞道大会は、令和5年9月10日(日)東海文化センターで行われた。コロナ禍で大会を中止した年もあって3年ぶりのコンクール実施となった。コンクール参加人数を前回と比べると約3割の減。合吟は五人立を三人立に変更しました。会員は減少していますが、『朝に一詠 夕に一吟』稽古を重ねて挑戦する姿は立派です。特に一般二部から三部の後期高齢者の皆さんは、正に光輝な高齢者そのものであります。これからも健康に留意され吟詠を楽しんでください。

 

コンクール

一般三部 優勝 黒澤桂一 『芳野懐古』

 

 

 

 

 

 

 

一般二部 優勝 檜山京子 『後夜仏法僧鳥を聞く』

 

 

 

 

 

 

 

幼少年の部 奨励賞 渡辺紗世 『汪倫に贈る』

久々の幼少年の部、吟じ終えると拍手が沸き起こり会場がひとつになった瞬間でした。紗世さんは5才、幼稚園年長さんです。一般一部で優勝されました渡辺りつ子さんのお孫さんです。

 

 

 

 

 

青年部・一般一部 優勝 渡辺りつ子 『後夜仏法僧鳥を聞く』

 

 

 

 

 

 

和歌の部 優勝 沼田敏一 『我が庵は』

 

 

 

 

 

 

三人立合吟の部 優勝 八洲流吟詠会 『早に白帝城を発す』

 

 

 

 

 

 

優勝(幼少年は奨励賞) 準優勝 第三位 出吟者(組)数
一般三部 黒澤桂一 細谷光久 田中良治 13人
一般二部 檜山京子 小島章吾 関輝子 18人
幼少年の部 渡辺紗世 1人
青壮年・一般一部 渡辺りつ子 久下沼芳江 川﨑克弘 4人
和歌の部 沼田敏一 黒澤桂一 飛田静子 18人
合吟三人立の部 八洲流吟詠会 霞朗詠会晴嵐会 茨城岳風会晃法会 8組

式  典

早川貴陽大会会長挨拶:本日は県北地区協議会第36回吟詠剣詩舞道大会にお越しいただきまして有難うございます。毎度同じような事を話してますが、会員の減少を食い止め少しでも会員を増やしていくような工夫、努力を皆さんにお願いしたいと思います。観光地等では浴衣で歩いているのを見かけます。日本文化を愛してる人はいますがこの吟詠の世界はなかなか敷居が高いのでしょうか。一歩踏み出す勇気がないようです。どうか皆さんの熱い気持ちでお誘いして頂けたらと思います。そして一緒に楽しみましょう。

 

 

寿賞授与 八洲流吟詠会 大森審峰

大森さんから貴重なお話しを伺う事が出来ました。『詩吟を始めて半世紀、健康にも恵まれ続けてこられたのは、吉田裕峰宗家はじめ、多くの皆様のご指導の賜と深く感謝しております。91才まだ現役として頑張っております。今後も吟詠を一生の宝として身体の続く限り努めて参ります。』

大森さんこれからも吟詠を通して培ってこられた財産を更に育みながら、後輩への指導も変わらずに宜しくお願いします。

 

 

一般剣詩舞 (2番)

歌謡吟詠 (2番)

賛助剣詩舞 (2番)

賛助吟詠 (3番)

招待吟詠 (7番)

おわりに

初秋の季節とはいえ暑い日が続いております。遠方よりお越しいただきました先生方、体調は大丈夫でしょうか。お暑い中お越しいただきまして本当に有難うございました。皆さん大変お疲れ様でした。

茨城県芸術祭のご案内

昨年開催しました第42回吟道大学講座の講演題目であります『長久保赤水』ですが、今年度の茨城県芸術祭の構成吟舞での上演が決まり、本番に向け一丸となって準備を進めております。地理学の先駆者として近世史に不滅の足跡を遺した赤水の偉業と人となりを構成吟舞で表現します。赤水の作られた漢詩も登場します。入場は無料です。ご来場お待ちしております。プログラムは数に限りがありますが会場でお求めいただけます。

 

 

この度台風13号の被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。茨城県内では線状降水帯の発生により、記録的短時間大雨情報が発表されました。本日は土砂災害や河川の増水・氾濫等爪痕の残る中での開催となりました。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。