今、古典が新しい!茨城県吟詠剣詩舞総連盟(茨吟連)

第44回吟道大学講座開催される

【第44回吟道大学講座】

吟道大学講座が令和6年8月18日(日)ザ・ヒロサワ・シティ会館 小ホールで開催された。3年ぶりに、書家の吉澤鐵之先生に講師をお願いし、『今に生きる漢詩』-日常の想いを漢詩に-と題し、茨吟連会員250名が受講した。最近の日常の中から、吉澤先生の恩師との別れや思い出、現在の戦争への思い、ご自分の病気で体験された思いを漢詩にされ、また書にされ御披露とその説明を頂きました。

 

(講師プロフィール)

公益社団法人日展特別会員、公益財団法人全国書美術振興会監事、公益社団法人全日本書道連盟理事、元大東文化大学非常勤講師、読売書法会常任理事、日本書作院副理事長、茨城県芸術祭美術展覧会副会長、茨城県談書会会長、茨城書道美術振興会理事長、全日本漢詩連盟理事、茨城県漢詩連盟副会長、書魁社主幹

 

若き頃は父の鞄持ちをし40代で石川忠久先生に師事。兄弟三人と手を取り合い、父の果たせなかった日展の審査員に就任され、活躍されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般社団法人霞朗詠会総本部 鬼澤霞先生

弘道館に相隣する地に鬼澤霞先生作「常陽遺風」の漢詩を日本書道界の重鎮吉澤鐵之先生の揮毫により立派な詩碑となり建立され、今回その詩の説明も講演で紹介されました。鬼澤霞先生にも一言ご挨拶を頂きました。

 

 

講演終了後講師吉澤鐵之先生は質問にも丁寧にお答え下さいました。受講者の皆さんも最後まで熱心に聞き入っておりました。

 

漢詩を作ることは傍から見ると難しくなかなか入っていけないという固定観念になりがちであります。語順が難しく、平仄など決まり事があるのも確かである。しかしながら今回のテーマの受講は 日常の想いを気軽に作るような感覚で臨めば楽しく漢詩を作ることができるのではないでしょうか。是非皆さんも漢詩作りにチャレンジしてみてはいかがですか。

吉澤講師は漢詩があり書がある。私達は漢詩があり吟詠剣詩舞がある。一生涯学び楽しみ悔いのない人生を。

来年もお楽しみに!