【師範・準師範認証審査会】
令和6年10月19日(土)水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館小ホールにおいて、令和6年度師範・準師範認証審査会がおこなわれた。
師範審査会の口頭試問では、詩文の内容と熟語の意味を尋ねるが、熟語の意味が分かれば詩文の内容はほぼ理解できるので、漢和辞典と国語辞典を手元に置いてよく確かめる事が第一歩。その次は何十回も読み、吟じて味わい、詩の心を自分のものにする事が大切なのです。よって、詩吟、吟詠とは長い歳月と訓練が必要になるのです。
《認証審査会受験者数》
師範の部 | 準師範の部 | |
吟詠 | 7名 | 3名 |
剣詩舞 | 1名 | 1名 |
受験者の皆さん本日はお疲れ様でした。無事に審査会を終えてほっとしている事と思います。許状授与式は令和7年1月19日(日)水戸京成ホテルにおいて新年祝賀会の席上で執り行います。該当される方はご出席ください。
【令和7年度吟士権課題講習会】
午後からは来年度の吟士権コンクールの課題講習会が行われ、茨吟連理事長の吉田裕峰先生が講師を務め135名が出席した。受講者は熱心に耳を傾けていた。課題吟・和歌は下記の通りです。
〔漢詩〕
〔和歌〕
漢詩・和歌ともに読みは当連盟審査員会議での決定によるものとする。各会流派の読みで臨む場合には事前に事務局への申し出が必要となります。また、茨吟連で発行する『吟士権課題解説集』部数限定で1部500円もご活用ください。只今編纂中につき今暫くお待ちください。
本日の課題講習会では、読みについて勉強しました。絶句を吟じる場合、気持ちを込めるのは転句からと思いがちですが、そこに至る承句にも説得力が必要です。吟詠は言葉を伝える芸術です。そこをしっかりと踏まえた上で詩情を表現したいものです。
◆講習会終了後は来たる11月17日(日)に予定している茨城県芸術祭吟詠剣詩舞道大会 構成吟舞『宮本武蔵』の総見会をおこなった。吟・舞・衣装・音源・舞台照明・舞台映像等々を丁寧に摺り合わせ、本番に向け色々な角度から想定される確認作業を重ね16時に終了した。本番まであとひと月、関係者並び出演者は一丸となって取り組んでいます。ご期待ください!